恐怖のサッカー観戦


ワールドカップが終わって1週間。日本の皆さまには申し訳ないですが、時間に左右されることなく、多くの試合を観戦することができました。最初のうちは日本もドイツもイギリスもどこも応援しなきゃいけない、と思い大忙しだったけど、結局この中で一番強かったのではドイツでしたね。前回3位だったから、今年こそはもう一歩、と願っていたけど、またしても3位。何ともカナシイ運命。

今回のサッカーはいろいろな場所で観戦したけど、最大の思い出はドイツーイングランド戦。そう、あのイギリスの1点がカウントされなかった、誤審の試合です。

忘れもしない6月27日(日)。その週末は1か月前からドイツ人の友人が遊びに来ることになっていた。ロンドンでの計画を練っていた所、数日前にその日のドイツーイングランド戦が決まる。もうロンドン観光どころではない。当然サッカー観戦が週末のメインイベントとなる。

当然観戦場所にはドイツレストランを選び、試合開始に合わせてレストランへと向かう。
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道中にあったサッカーくじや。結果どっちも大外れ。それにしてもイギリス人はよっぽど自信があったと思われるスコア。

が、しかし

黒服のごついドアマンがサングラスの裏から睨むような目つきで(←想像)「予約なしでは入れない」と断ってくるではないか。たかがサッカー観戦ですよ?食事をするんじゃないんですよ?ビール片手に部屋の隅にでも立たせてもらえればいいんですよ?この冷血漢はイギリス文化だろうなあー。店の前には同じように入店できなく、困っている人がかなりいた。

しかしだ。サッカーを見ない訳にはいかない。試合はもうすぐ始まるのでとりあえず一番最初に見つけたパブへ。当然のことながらここはイギリス社会。また運の悪いことに、この時いた場所は、観光客の来るよう場所ではなく、また住宅地としても中の中くらいの土地柄。(ロンドンは住宅地での階級の区別がとてもはっきりしている。)かなり「イギリス色」の濃い地域だったと思う。ドイツ社会に入り込むつもりで心の準備をしてきたので、現実に頭がついてこない。ただ感覚的にここで「ドイツ、いけー」なんて叫んだ日には袋叩き?!?! という恐怖感は確実にあった。といろいろ心配しながら大画面の前に無理やり入り込む。前にはイングランドのユニフォームを着た30代くらいの男性集団。タイヘンモリアガッテオリマス(汗)。
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パブ内の様子。大型スクリーン、普通のテレビ、併せて20台くらいはあったように思う。パブの売り上げにはサッカーの行方がそのまま反映するに違いない。

が自分の場所を確保し、落ち着いて数分するとなんと後ろからドイツ語が聞こえるではないか?!?! 振り向くとそこには20代前半のドイツ人女の子×3。しかも堂々とドイツを応援している。どさくさに紛れて、友人と共に若返った気分でドイツ人集団に便乗してドイツを応援。ナカマガイテヨカッタ。

が、流石にドイツに得点が加算されると、全席の若きエネルギー溢れるイギリス人軍団、立ちあがって叫び出す。イギリスのチャンス時も。もちろん誰でも示す当然の反応なんだけど、リアクションの大きさ(=熱の入り具合?)が見たことのないレベル。コワカッタデス。

試合結果はご存じの通り、4-1でドイツの圧勝。誤審があったので本当は4-2と言いたいところ。もし2-1でドイツが準々決勝に駒を進めていたら、その晩はイギリス全土で暴動だったんじゃないかと思う。よく4点も取ってくれた、ドイツチームよ、ありがとう。(本当は誤審がよくないのだけれど。)
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そして誰もいなくなった。わかりやすい人達です。

そして試合が終わって3分もしないうちに100人くらいいたと思われるイギリス人達は撤退していった。なんとあっさりしたこと。ある意味、ドイツパブでは決して味わうことのできない、ロンドンならではのサッカー観戦を(無事に)することができてよかったのかも。いい思い出です。

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